青森県立柏木農業高等学校

研究情報

青森県立柏木農業高等学校では以下のような研究を行っております。研究に関するお問い合わせはメールでお願いします。また、LEDの補光により付加価値をつけ、安心・安全な農産物の生産を行っております。

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お知らせ

 環境省主催 平成27年度 第10回「みどり香るまちづくり」企画コンテストにおいて本校の植栽プランが、日本アロマ環境協会賞を受賞しました。

  名 称:日本一のハンカチツリー並木と国蝶オオムラサキが舞う香りの森づくり
  企画者:青森県立柏木農業高等学校
  企画場所:青森県平川市
  表彰式 平成28年2月22日(月) 環境省(東京都千代田区霞が関)
 

提案者事業実施制度(庁内ベンチャー事業)「未来創出りんごプロジェクト事業」

 

「台湾視察研修」の実施

日 程:平成28年1月11日(月)〜1月14日(木)
場 所:台湾台北市
      ◎りんごの流通等に関する学習
      ・濱江市場 ・コイテック株式会社 ・寶吉 ・COSTOCO内湖店
      ◎学校訪問
      ・台湾大学農場見学
参加者:生物生産科3年生3名、食品科学科2年生1名、引率教諭2名
内 容
 3泊4日の日程で、在台日系企業の経営状況及び台湾青果市場等についての視察研修を行いました。台湾で販売されている「青森りんご」は、知名度が高く、特に大玉系のふじと世界一が贈答用として人気がありました。価格は他国産に比較して2〜3倍の値段ですが、安定的な需要があるようです。今回の研修は、生徒が現地の生の声を聴き、県産りんごの輸出に関しての理解を深めるとともに、国際的な経営感覚や広い視野を持った人材の育成につながるものであり、非常に有意義なものでした。
 

公開講座「りんごを科学する」に参加

日   時:平成27年12月13日(日) 9:50〜15:30
場   所:平川市生涯学習センター
主   催:弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター・平川市
共   催:弘前市・藤崎町・板柳町
参加生徒:生物生産科3年・環境工学科2年生  合計5名
内   容:@ 未来創出りんごプロジェクト事業報告
       A ポスターセッション・剪定枝回収機展示
 弘前大学及び平川市主催の公開講座で、2年間に渡って本校で行っている未来創出りんごプロジェクト事業の活動報告を行いました。また、りんご剪定枝回収機の展示及びポスターセッションに参加させて頂きました。農家の方々からは、「是非コスト削減を図って剪定枝回収機を商品化してほしい。」、「高校生が地域のりんご産業を盛り上げようとして頑張っているのは素晴らしい。」などの感想を頂き、私たちの励みにもなりました。
その他、基調講演では、りんご着色のメカニズムや健康な土作りについて学ぶことができました。午後は、りんごのブランド化に関するパネルディスカッションが行われ、青森りんごの未来について参加者で考えました。貴重な講座に参加させて頂きありがとうございました。

 

食育・地産地消活動 「りんご皮むき体験・試食会」

日   時:平成27年10月15日(木)平川市立猿賀小学校3年生31名対象
       平成27年11月 5日(木)弘前市立石川小学校5年生34名・6年生34名
指導生徒:生活科学科2年課題研究 食物班9名 生活班8名
内   容:@りんごに関する劇、りんごクイズ
       Aりんご皮むき体験及び試食会
目   的
 りんごの生産地でありながら、りんごの皮むきをできない子供が多い。結果手軽にりんごを消費することができていない。小さいころからりんごの扱い方を知ることによって、将来的なりんご消費拡大につなげることを目的とする。

 昨年に引き続き、ナイフやピーラー(皮むき器)などの使い方を紹介した後、りんごの皮むきに挑戦しました。りんごを皮ごと食べる工夫や変色したりんごをジュースを入れて色を戻すことも行いました。また、りんごに関する劇やクイズを通じて、楽しくりんごに関する知識を深めました。実施後の小学生の感想文を読むと、りんごの魅力や高校生との交流が楽しく大変勉強になったというコメントを多数頂きました。

「生涯学習フェア」・「農業高校結集プロジェクト」の実施

  1 生涯学習フェアへの参加   
日  時:平成27年10月3日(土)
場  所:青森県総合社会教育センター
内  容:
 未来創出りんごプロジェクト事業のパネル展示・発表・りんご剪定枝回収機実物展示・県内農業高校の農産物販売
*三村知事、中村教育長が激励に来てくださいました。県民の皆様に本校の研究の取組を紹介する良い機会となりました。



2 2015青森人の祭典 販売活動
日  時:平成27年10月24日(土)・25日(日)
場  所:東京都中野区 JR中野駅北口広場
参加生徒:県内関係農業高校生16名(本校6名・本校以外各2名)
内  容:
 農業高校結集プロジェクトで商品開発した、りんご王国・青森の農業高校生が考案したスイーツ「赤いりんご
chan」及び各校の農産物・加工品の販売を通して、取組をアピールしました。2日間で26万人の方が来場し、大いに盛り上がりました。

 

「農業高校結集プロジェクト」の実施

1 若手りんご農家との交流会
日  時:平成27年7月9日(木)
場  所:岩木青少年スポーツセンター
講  師:工藤峰之氏(平川市)・成田雄大氏(弘前市)・木村 歩氏(弘前市)
参加生徒:県内関係農業高校7校  合計90名
内  容:
 津軽地方の若手りんご農家から農業経営の現状を学んだ。


2 第3回りんごワークショップ
日  時:平成27年8月7日(金)
場  所:本校会議室
講  師:川村デザイン 代表 川村将久氏
参加生徒:県内関係農業高校7校  合計40名
内  容:
 商品パッケージの制作についての講義及び実習を行った。各校が考案したパッケージは実際の商品に採用され、10月に東京都中野区で開催される「青森人の祭典」で販売する予定である。

 津軽おもてなし列車

日時:平成27年5月9日(土)
場  所:弘南鉄道弘南線「黒石駅〜弘前駅」
参加生徒:りんご研究部5名
内容: @ りんご研究部で製造した「雪室りんごジュース」の振る舞い
     A 「雪室りんごジュース」の車内販売

 首都圏からの観光客をもてなすイベント列車に乗り込み、雪室ジュースでおもてなしをしました。「今まで飲んだりんごジュースで1番おいしい」という感想を頂きました。


 南田温泉ホテルアップルランドでの販売実習

日時:平成27年5月3日(日)・4日(月)
場  所:南田温泉ホテルアップルランド売店
参加生徒:3日(日)りんご研究部3名
      4日(月)食品科学生徒5名
内容: @ りんご研究部で製造した「雪室りんごジュ−ス」販売
    A 食品科学科製造のオリジナル加工品の販売

 大型連休中であり、全国から多数の観光客が訪れていました。本校産の雪室りんごジュースやカシスジャムなど8品を販売しました。県外の方々に本校及び県産品のPRをする貴重な体験になりました。

 「りんご剪定枝回収機のデモンストレーション」の実施

日時:平成27年月4月15日(水) 15:00〜16:00
場  所:本校果樹園
参加生徒:環境工学科・農業クラブ・りんご研究部   合計30名
内容: @りんご剪定枝回収アタッチメントの紹介
     Aりんご剪定枝回収機デモンストレーション

 りんご農家は高齢化に伴い剪定枝の回収作業が重労働となっています。そこで、りんご農家の負担軽減を図ろうと昨年度から環境工学科で、乗用草刈り機に取り付ける回収機(アタッチメント)の開発を行ってきました。今回は、140cmと幅広で広範囲の枝を集められるタイプと木々の間を走行しやすいコンパクトなタイプの2種類について生徒が実演を行いました。回収機の先端のツメの形状を工夫した点や透明なアクリル板を装着して運転席から枝を確認しやすくした点など、参加者から高評価を頂きました。今後は、りんご農家に回収機を貸し出して意見を聞き、更に改良を進めるほか、メーカーにアイディアを提供するなどして、実用化を目指します。

東京でのりんご宣伝・販売実習

日時:平成27年1月30日(金) 12:00〜18:00
   平成27年1月31日(土) 10:00〜15:00
場  所:あおもり北彩館東京店 「東京都千代田区富士見2丁目3−11」
参加生徒:生物生産科2年2名、食品科学科2年2名、引率2名
内容: @本校産 晩生種りんご(ふじ・王林)試食及び販売
    A本校産 アルプス乙女6個入り(付加価値販売)及び加工品のPR及び販売
    Bりんごアンケート調査(消費事情等)の実施
    Cりんご美味しさ表示の紹介

 青森県のアンテナショップである、あおもり北彩館東京店に2日間出店し、販売実習を行いました。初日は、悪天候(雪)により、客足が思うように伸びませんでしたが、2日目は店頭販売を実施し、大盛況でした。生徒達は考案した美味しさ表示を使い、一生懸命接客を行いました。東京では、「青森りんご」がブランドとして扱われていることを感じたようです。2日間の販売実習で接客マナーや、消費者のニーズをつかむことができました。

「農業高校結集プロジェクト」 りんごスイーツレシピコンテスト表彰式及び実食会

日時:平成27年1月22日(木)
場  所:青森県総合社会教育センター
参加生徒:生物生産科3年 課題研究果樹班4名 引率2名
内容: りんごスイーツレシピコンテストの表彰式及び最優秀賞作品の実食会を開催しました。
 最優秀賞の五所川原農林高等学校生活科学科2年山内莉穂・小笠原蘭由さんが考案した「赤いりんごChan」のレシピをもとに、レストラン山崎に試作していただき、青森県学校農業クラブ連盟最終総会に参加した90名の生徒が試食を行いました。
 審査員長のレストラン山崎の山崎隆シェフからは、りんご栽培の歴史や生産者の想いなどをくみ取り、想いを込めて一品を完成させるなど、商品化の極意を教えていただきました。次年度の商品化に向けてワークショップの計画を進めたいと思います。

 

仙台でのりんご宣伝・販売実習

日時:平成26年12月 3日(水) 10:00〜16:00
   平成26年12月 4日(木) 10:00〜15:00
場  所:東北ろっけんパーク 「宮城県仙台市青葉区中央2−5−8」
参加生徒:生物生産科3年 課題研究果樹班4名 引率2名
内容:@本校産 晩生種りんご(ふじ・王林)の試食及び販売
    A本校産 アルプス乙女6個入り(付加価値販売)及び加工品のPR及び販売
    Bりんごアンケート調査(消費事情等)の実施
目的
 県外のお客様に晩生種りんごの試食を通して、旬のりんごのおいしさを知ってもらう。また、りんごや加工品の販売活動を通して、生産と販売利益が直結することを学習させるとともに接客マナーを学び社会性の向上を図る。

 仙台市青葉区の東北復興交流ツインステーション「東北ろっけんパーク」に2日間出店し、販売実習を行いました。りんごは60歳以上の高齢層に人気でした。初日購入した方が、2日目にも購入するリピーターもいました。アルプス乙女は、若者に人気がありました。また、贈答用りんごを求める声も多く聞かれました。生徒達は、積極的に販売を行い、接客マナー、消費者のニーズをつかむことができたと思います。将来、りんご後継者を目指す4名の生徒にとって、貴重な体験になったと思います。

平川市民文化祭でのPR活動

(りんご研究部による「りんご皮むき大会」、「りんご剪定枝回収アタッチメント」披露 etc・・・)
        
日時:平成26年11月6日(木)〜9日(日) 9:00〜16:00
場所:平川市文化センター ロビー
参加生徒:環境工学科・食品科学科・生物生産科・農業クラブ・りんご研究部 合計20名
内容:@ 「未来創出りんごプロジェクト事業パネル展」
     A りんご剪定枝回収アタッチメントの展示・説明
     B 事例発表(畜産班・加工品開発班・農業クラブ)
     C 加工品等の販売
     D りんご研究部による「りんご皮むき大会」
 4日間に渡り、平川市民の方々に、「未来創出りんごプロジェクト事業」の取り組みについてPR活動を行いました。りんご農家は、りんご剪定枝回収アタッチメント開発に期待を寄せていることを実感しました。また、りんご研究部が運営した皮の長さを競い合う「りんご皮むき大会」は、小学生の包丁使いにハラハラし、一般の部では、熾烈な戦いで大いに盛り上がりました。今後も様々な活動を通して、地域住民との交流を深め、りんご産地の活性化のために研究を継続します。

「中生種りんご宣伝及び販売活動」 ABA番組祭

日時:平成26年10月11日(土) 9:00〜16:00
   平成26年10月12日(日) 9:00〜16:00 場所:ワ・ラッセ及び西広場 「ABA番組祭り」
参加生徒:1日目 生物生産科5名  2日目 食品科学科 4名
内容:@本校産 中生種りんご(弘前ふじ・とき)の試食及び販売
   A本校産 加工品のPR及び販売
   B未来創出りんごプロジェクト事業PR
目的:県内外のお客様に中生種りんごの試食を通して、旬のりんごのおいしさを知ってもらう。また、りんごや加工品の販売活動を通して、生産と販売利益が直結することを学習させるとともに接客マナーを学び社会性の向上を図る。

 2日間で約2万人のお客様が集まる「ABA祭り」に参加しました。「とき」を試食した県外のお客様は、その甘さにビックリしていました。旬のりんごのおいしさを知っていただきました。芸人の方にもりんごのPRをしていただき盛り上がりました。

「農業高校結集プロジェクト」 りんごスーツレシピコンテスト

日時:平成26年10月18日(土)
場所:青森県総合社会教育センター
募集期間:平成26年8月8日(金)〜10月1日(水)県内農業高校生対象
内容:県内農業関係高校7校から18作品の応募がありました。平成26年度生涯学習フェアにおいてレシピを展示し、一般のお客様の投票及び3名の審査員により、以下の賞が決定いたしました。応募ありがとうございました。
最優秀賞 「赤いりんごChan」
   青森県立五所川原農林高等学校 生活科学科2年 山内莉穂・小笠原蘭由
優秀賞 「丸ごとりんご!スイートポテト」
   青森県立弘前実業高等学校 農業経営科3年 大森麻由・佐藤歩花・田中希美
優秀賞 「かしもりん」
   青森県立七戸高等学校 総合学科3年 瀬川里奈・蛯名留美・新山千尋

食育・地産地消活動 「りんご皮むき体験」

日時:平成26年10月 7日(火)  平川市小和森小学校3年生42名対象
   平成26年10月14日(火)  平賀保育園 年長組35名対象
指導生徒:生活科学科2年課題研究18名
内容:@りんごクイズ、りんごバスケットゲーム
   Aりんご皮むき体験及び試食会
目的:りんごの生産地でありながら、りんごの皮むきをできない子供が多い。結果手軽にりんごを消費することができていない。小さいころからりんごの扱い方を知ることによって、将来的なりんご消費拡大につなげることを目的とする。

 高校生がナイフやピーラー(皮むき器)などの使用法を紹介した後、児童が3〜4人のグループになり、皮むきに挑戦した。また、クイズやゲームを通じて、楽しくりんごに関する知識を深めた。高校生にとっても食育の貴重な体験となりました。今年度の反省を踏まえて、次年度も活動を行います。

日本動物学会 第85回 仙台大会 2014  「高校生によるポスター発表」 最優秀賞 受賞!!

 「地域特産物残渣(ホタテ貝殻・シジミ貝殻)を採卵鶏の飼料に有効活用する研究」
                         発表者  生物生産科3年 山口 真緒 ・ 大平 耀暉
研究内容
 本校では、輸入トウモロコシ主体の配合飼料にかえて、玄米やおからなどを利用して自給飼料を作り、飼料自給率の向上並びに飼料費のコスト削減に関する研究を行っています。  今回は、青森県特産物残渣のホタテ貝殻及びシジミ貝殻を採卵鶏の餌に6%添加し給与試験を実施し、卵殻強度及び卵質検査の検証結果を発表したものです。


第1回りんごワークショップの開催

日 時:平成26年8月8日(金) 10:30〜15:00
場 所:本校会議室
参加校:柏木農業高校・弘前実業高校・弘前実業高校藤崎校舎・五所川原農林高校
     三本木農業高校・名久井農業高校・七戸高校の生徒・引率教諭 合計70名
講 師:ワークショップT 演題「奇跡のりんごスープ物語」
       有限会社 弘前キユイジーヌ 代表取締役 山 ア  隆 氏
     ワークショップU 演題「商品開発の取り組みについて」
       株式会社 Black stone 商品開発・販売開発コンサルタント 山 内 祐 世 氏


  ワークショップTでは、山アさんが木村秋則さんとの出会いから奇跡のりんごスープが完成するまでのエピソードを中心に講演が行われました。また、地産地消やスローフードなど農業に関する話題も満載で、生徒達にとっても勉強になる講演だったと思います。最後に、生徒たちへ「信念を持って自分で決めた道を真っ直ぐ突き進んでください。」とのメッセージが送られました。 ワークショックUでは、商品開発の関する講義の後に、9グループに分かれて、「売れる商品」についてディスカッションが行われました。誰に売りたいのか。どんな違いがあるのかなど、講師の先生のアドバイスを受けながら活発な意見交換が行われました。 今後は、県内の農業高校生を対象とした「りんごスイーツレシピコンテスト」を10月中旬の生涯学習フェアで開催する予定です。応募よろしくお願いします。


第1回座談会の開催

 日時:平成26年6月27日(金) 13:30〜15:30
 場所:本校会議室

 本校では今年度から2年間に渡って、青森県の事業である「未来創出りんごプロジェクト事業」に取組み、食育・地産地消、りんごに係わる商品開発、さらには、未利用バイオマスの有効活用に関する研究などに取組み、創造力にあふれたチャレンジ精神旺盛な生徒を育成するとともに、高校生が地域活性化に取組む姿を示すことでりんご農家を盛り上げることを目標に研究を行います。
 今日は第1回の座談会を開催しました。8名の研究アドバイザーの方々にお越しいただき、事業計画に関するアドバイスを頂きました。座談会終了後は、すでに研究が始まっている部門の視察を行いました。第2回目の座談会は12月を予定しています。

  第1回座談会の様子
  りんご剪定枝回収アタッチメント開発

空き教室を利用した野菜・花きの周年栽培

2009年7月31日

-完全閉鎖型植物工場を目指して-
少子化に伴う空き教室を閉鎖型植物工場とし、高圧ナトリウムランプを主光源として、リーフレタス、シソ等の野菜の周年栽培技術を確立する。また、LEDの補光により付加価値をつけ、安心・安全な農産物の生産を行う。

特色ある農場運営

ア 農業教育をめぐる状況
@ 農業は本県の基幹産業であり、稲、小麦等を中心とした土地利用型農業から野菜・花卉を中心とした施設利用型農業による周年栽培に期待が寄せられている。本県農業の振興を図るには、石化エネルギーに替わる太陽光発電、雪冷熱、木質バイオマスなどの自然エネルギーを活用した野菜・花卉の高品質安定生産技術の開発が強く求められている。
A 農業の後継者不足が大きな問題となっており、若者にとって魅力ある新しい農業の確立と農業スペシャリストの育成も重要な課題となっている。
B 少子化により空き教室が増加しており、学校施設の有効活用という観点から、教室を植物工場に見立てた新しい農業の展開に感心が寄せられている。 このような背景から、エネルギー・環境教育への取組を積極的に行ってきた。

イ 本校のエネルギー・環境教育の経緯

平成 9年〜10年 「鳥害防止装置開発」「ワールドソーラーカーバイシクルレース(秋田県大潟 村)」などの太陽光電池活用の取組み
平成15年〜17年 「エネルギー教育実践校」指定(資源エネルギー庁委託・社会経済生産性本部 エネルギー環境教育情報センター)
平成17年 「自然エネルギー農業活用研究会」農業高校を産学官民の連携拠点とした農業教育の実践を提案(あおもり県民政策研究)
平成19年〜20年 提案者事業実施制度(庁内ベンチャー事業)「元気あおもり柏農発ハイテク農業プロジェクト」(青森県・青森県農林水産部)
平成19年〜21年 「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(野に咲く花の遺伝子解析体験学習)」(弘前大学遺伝子実験施設)
平成21年 「ハイテク農業プロジェクト協議会(空き教室利用型植物工場における野菜の硝酸態窒素低減技術開発)」
平成21年 「科学者発見プロジェクト」(地元の白岩凝灰岩を利用した商品開発)テーマ賞受賞・共同研究(弘前大学)
平成22年 「知的財産教育推進校」指定「地元の白岩凝灰岩を利用した園芸資材ホワイトブロックの開発と商品化の研究」(研修館)
平成23年 地球温暖化防止技術開発事業「地中熱利用ヒートポンプシステムのイニシャルコスト低減と効率化に関する技術開発」三菱マテリアルテクノ・九州大学・九州電力・柏農の共同事業(環境省)
平成24年 ドリカム人づくり推進事業「ムダなものなどひとつもない〜柏農元気卵プロジェクト(青森県特産品残滓の飼料化と飼料自給率の向上・栄養価の高い鶏卵生産)」(青森県教育委員会)

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